株式会社Kyash様
2015年創業、「新しいお金の文化を創る」というビジョンのもと、デジタルウォレットアプリ「Kyash」を提供するスタートアップ企業。アプリによるVisaプリペイドカード発行や決済・送金、リアルタイムな履歴反映と自動カテゴリー分類によるお金の管理、表側にカード番号がないデザインの採用など、キャッシュレスの新しい取り組みを行っている。
- 導入経緯
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- セキュリティの強化
- アンチパスバックの導入
- APIとの連携による作業性の向上
- 入退室のログの管理
- 導入内容
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- 導入構成:4ドア7リーダー
- 導入年月:2022年9月
- 効果
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- セキュリティ性の向上
- PCIDSSの監査にも対応
- API経由で独自の管理画面を構築
3社と比較検討し、導入を決定
オフィスを表参道から現在の青山一丁目に2022年9月に移転しました。以前のオフィスでは机がズラッと並んでいましたが、テレワークが主体となり、座席数を減らしてカジュアルスペースを広げました。表参道のオフィスでは、顔写真を撮影する海外製の入退室管理システムを使っていましたが、Windowsのサーバーを立てなければならず、とても使い勝手が悪かったので、リプレイスに際しては、社内にサーバーを置かずに利用できるもので、アンチパスバックが取れるものを探しました。そして完全クラウド型を条件に探すと3社に絞られ、ランニングコストを比較し、最終的に『iDoors』を選びました。
PCIDSSの監査にも難なく対応
当社は、独自開発のアプリと連携したVisaのプリペイドカードを発行していて、加盟店は世界中に存在します。商圏をまたいで利用しやすい点に強みを持つ独立系で、ほぼすべての銀行が使えるというのも強みです。そうした金融サービスを提供しているため、情報管理については厳格に運用しなくてはいけません。個人情報等機密性の高い情報を扱う部屋もあり、セキュリティの強化は必須でした。また、PCIDSSの基準もあり、入退室ログの保存は、“最低3ヶ月”が条件でした。
※PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)とは
カード会員情報の保護を目的として策定されたカード情報セキュリティの国際統一基準
※PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)とは
カード会員情報の保護を目的として策定されたカード情報セキュリティの国際統一基準
機密情報を扱う部屋は
限られた社員のみ
管理者としては、すべてを自動化したかったので、API連携ができるものを探した結果、『iDoors』の一択に絞られました。直近では、従来から提供しているサービスに加えてさまざまなセグメント向けの施策を進めており、多様なユーザーに利用いただいています。当社のアプリをさらに多くのお客さまに利用していただきたいと考え、現在は営業を増員し、顧客拡大に力を入れています。そうした動きの中で、よりセキュリティを厳重に管理する必要があり、アンチパスバックの連携やユーザーの入室制限などの設定を行っております。
気軽に相談できるのは
大きなメリット
当社では、独自の管理画面を作り、『iDoors』の管理画面をAPI経由で利用しています。社員のカード忘れの際の対応や、臨時のお客様が来たときの入室申請の設定など、フルで活用しています。APIがあるので、ほぼ自動化することができ、本当に満足しています。また何か不明な点があったときや、こちらの要望に対して、エーティーワークスの担当者の方が、親身になってスピーディーに対応いただけるので助かっています。電話やSlackでカジュアルに質問したり、困った時に気軽に連絡できるのは本当に助かります。
今後、iDoorsに期待すること
移転前のオフィスで利用していた製品と比較すると、利便性はかなり高まったと感じています。ただ、こういうことが出来たらいいのにと思う機能もあったりするので、こちらの要望をエーティーワークスさんに打診しました。具体的には、更なるAPI機能やSAML認証などの機能が追加で実装されると、iDoorsはさらに良いサービスになるのではないかと思いました。
東京都港区北青山1-2-3 青山ビル12F
URL:https://www.kyash.co/