富士製薬工業株式会社様

富士製薬工業株式会社様

1959年創業、“薬都とやま”を製造の拠点とする製薬会社。女性医療、急性期医療2つの領域に強みを持つ。女性医療では産科・婦人科で幅広い年齢層の方に貢献できるホルモン製剤、急性期医療ではX線造影剤や、バイオシミラー、オンコロジー製剤など高付加価値・高品質な製品を供給している。

選定にあたっては、いろんなメーカーさんから話を聞き、最終的には2社に絞りました。もう一社は電波式で性能的には良かったのですが、初期コストが非常に高かったこと、そしてサーバーも必要だったことから、社内で精査した結果、『iDoors︎』に決めました。エーティーワークスさんも、当社と同じく富山と東京に会社があり、「何かあった時に近くにいてくれる安心感」も大きな決め手となりました。実際に導入にあたって何度も足を運んでもらったことで、お互いの意見をすり合わせながらスムーズに進めることができましたし、9拠点あった設置工事も問題なく終えることができたので当社としてはすごく助かりました。【24時間、365日】というサポート体制も整備されていて、とても安心感があります。

当社は製薬メーカーなので、セキュリティ管理においては他の業種に比べて重要性が高く、社内での検討にも時間がかかりました。機密事項がかなり多く、情報を外部へもらすことは絶対に許されません。また、保管している原薬は数百万〜数千万円する高価なものもあり、防犯という面でもしっかりした管理システムが必要でした。社内でも、東京本社の機密事項を扱う部署や、富山工場の原薬を扱う研究室などには、特定の社員しか入れないよう『iDoors︎』で設定し、徹底した危機管理を行っています。

社員証をそのまま『iDoors︎』リーダー用のカードとして利用できた点も良かったです。700名以上の社員のうち500名以上が社員証を利用しています。カードの初期登録はエーティーワークスさんにやって頂きましたが、毎月のように中途採用をしているため、都度、登録は富山工場／総務室で行っています。以前使用していたシステムでは、社員が入れ替わったり、社員が転勤するたびに、一旦登録を削除して、また新規で登録し直す必要があって結構大変でしたが、『iDoors︎』は登録も簡単で、拠点が違っても共通したカードで使えるので助かっています。管理画面も見やすく問題なく使っています。総務室で毎朝ログの確認を行い、誰が何時に来て、何時に帰っているか、社員の健康状態のチェックなどにも活用しています。『iDoors︎』の導入が、社内的にもクラウド化を目指す新たな一歩となりました。

5月の東京本社を皮切りに、約４ヶ月をかけて9つの拠点に設置が完了しました。新築の管理厚生棟の実質的な運用はこれからですが、その他は大きなトラブルも無く、順調に動いています。さらに来年末に向けてまた新たな建設予定があり、そこには20ドアほどに設置するイメージでいます。よりセキュリティ管理を強化するために、入室できる人も限定できるようにしたいと考えています。今は、富山の総務室で主にログを管理していますが、東京本社には定期的に情報を送るようにしています。データ共有のしやすさも『iDoors︎』の良いところだと感じています。